●●●●●第31話●●●●●

こ『・・・ここ、どこ?』
タ「関西」
リ『それって、地方の名前ではありませんの?この場合の回答としては範囲が広すぎませんこと?』
タ「・・・だって迷っちゃってそれしかわからないし・・・」
こ『"きょーと"って有名な観光地なんでしょ?なんで迷うの??』
タ「まっすぐ新幹線で行くのは面白くないと思って、ローカル線乗り継いでたら・・・」
リ『・・・路線を間違えて、そのまま寝入って終点まで来てしまった、と』
タ「・・・ごめんなさい(´・ω・`)」
こ『どうすんのさ、こんなサツキとかメイが住んでそうな田舎に来ちゃって・・・』
タ「とりあえず、ここがどこなのかを知りたいな・・・おっ、第一村人発見。二人とも隠れて・・・すいませーん!」
女『・・・はい?』
タ「(わっ、女子高生だ・・・カワイイなぁ)」
こ&リ『(・・・タカシ、鼻の下・・・)』
女『・・・何か?』
タ「あ、えっと・・・迷っちゃったんだけど、ここってどこ?」
女『積出礼村やけど?』
タ「そっか、積出礼村かぁ・・・ありがとう」
女『どういたしまして。ほな』スタスタスタ
タ「てなわけで、ここは積出礼村という所らしいよ」
こ『・・・で?』
リ『村の名前だけわかってどうなりますの?』
タ「・・・あ」
こ『はぁぁ・・・結局どうするか決まらないじゃん』
リ『どうしますの?戻ろうにも、反対側はもう最終電車出た後のようですけれど』
タ「えっ!?・・・田舎は早いなぁ・・・よしっ、最初からここに旅行に来たことにしよう!」
こ『ことにしようって・・・じゃあここに泊まるの?』
タ「もちろん」
リ『宿なんてありますの?』
タ「人が住んでるのは確かだから、なんとかなると思う」
こ『大丈夫かなぁ・・・』

こ『・・・ここ、どこ?』
タ「山の中」
リ『・・・見ればわかりますわよ。結局迷いましたのね?』
タ「・・・ごめんなさい(´・ω・`)」
リ『この際、ルーラでタカシの家まで戻ります?』
タ「それはダメ!面白くない。ついでに言うとリレミトもダメ」
こ『この状況も面白くないってば・・・ボク、ちょっとこの先の様子見てくるよ』
パタパタ
タ「あっ!ちょっと、このみ・・・行っちゃった」
リ『この状況でさらにこのみが迷子になったら大変ですわね』

タ「・・・戻ってこないね」
リ『・・・まさか、本当に迷子に・・・』
リ&タ『「このみー!」』
タ「へんじがない ただのしかばねのようだ」
リ『何を縁起でもない・・・どうしますの?まだ待ちますの?』
タ「これ以上待っててもこっちが凍死しちゃうよ・・・探しに行こう」

タ「・・・うぅ、見つからない・・・」
リ『困りましたわね・・・自分達の位置もわかっていない状態ですのに・・・』
タ「俺のせいだ・・・駅でおとなしくしていればこんなことには・・・いや、そもそも普通に新幹線に乗ってれば・・・」
タ「今頃、寂しい思いしてるんだろうなぁ・・・ごめんよ、このみ・・・」
リ『タカシ・・・』
タ「早く見つけてあげないと・・・このみに何かあったら・・・」ヒューッ
タ「うっ、寒っ・・・手袋してくれば良かったなぁ」
リ『・・・』ヒョイッ
タ「リナ!?・・・なんで俺の手の中に・・・」
リ『ワタクシも寒いからタカシの手を風除けにしているだけですわ』
リ『そのついでにタカシの手が温まったとしても、ワ、ワタクシの知ったことではありませんわ!(///)』
タ「・・・ありがとう、リナ・・・」

・・・数時間後・・・

タ「はぁ、はぁ・・・」
リ『かなり疲れてきたようですわね・・・ホイミを・・・』
タ「いや、いい・・・俺が悪いんだから、自業自得なんだ」
リ『別にタカシだけのせいでは・・・』
タ「気を使ってくれなくていいよ・・・二人とも、俺のバカな行動止めようとしてくれてたのにね・・・ごめん」
リ『謝らなくても結構ですわ・・・そのおかげでこうして・・・(///)』
タ「あっ!」
リ『・・・え?』
タ「人家だ!明かりがある!!」
リ『そ、そうですの・・・』
タ「とりあえず現在地はわかるはずだし、一旦仕切りなおそう・・・ごめんくださーい!」
女『はい?』
タ「すいません、ここは一体・・・あれ?君は駅で会った・・・」
女『ああ、村の名前訊いてきた人?なんでまたこんな山奥に・・・』
こ『あっ、タカシ!』
タ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工!・・・このみ!?なんでここに!!??」

●●●●●第32話●●●●●

こ『かくかくしかじか』
タ「そっか、迷ってここに辿り着いたのか・・・このみがお世話になりました」
女『いえいえ、どういたしまして』
タ「俺は別府タカシ・・・君は?」
女『ウチはいずみ・・・それにしても、この妖精さんカワイイなぁ。くれへん?』
タ「いいけど、大変だよ?」
こ『大変じゃないよ!てゆーかいいのかよ!!』
タ「冗談だよw」
い『ウチも冗談やってwww"タカシに会いたいよぉ〜"って泣いてたもんなぁwww』
こ『いちいちそんなこと言わなくてもいいじゃないのさ!(///)』
い『ごめんごめんw・・・ほんで、今晩はどないするん?泊まる当てあるん?』
タ「いや、このとおり迷子だから当然そんな当ては無いんだけど・・・」
い『ほな、ここに泊まってったら?』
タ「え!?いいの?」
い『うん。どうせウチ以外誰もおらんし』
タ「ええっ!?ご両親とかいないの?・・・それはかえってマズイんじゃ・・・」
い『大丈夫。ウチ空手やってるから、なんかしてきたらいてまうしwww』
タ「・・・何もしません神に誓います((((;゚Д゚)))ガクガクブルブル」
い『親はウチがちっこい頃に交通事故で死んだし、それから一緒に暮らしてたおじいちゃんも去年崖から落ちて死んでもうた』
タ「そ、そうなの?・・・ごめん、悪いこと訊いちゃったね」
い『気にせんでええって。それより寒かったやろ?なんかあったかいもん飲む?』
タ「いや、お構いなく・・・」
い『あんたに言うてるんとちゃうって。妖精さん二人に言うてんねん』
こ『え?ボクら・・・?』
リ『その・・・お構いなく・・・』
い『ほら、別府さんが遠慮するから妖精さんも遠慮してまうやん・・・とりあえずホットココア入れるから、ちょっと待ってて』

リ『タカシ、本当にここに泊まりますの?』
タ「う〜ん・・・背に腹は変えられないしなぁ・・・そのつもりだけど」
こ『リナは嫌なの?』
リ『ワ、ワタクシは嫌というわけでは・・・まあ、タカシが野宿でのたれ死んでも後が面倒ですから、仕方ありませんわね』
タ「な、なんか棘があるような・・・まあいいか。とりあえず今晩はお言葉に甘えようよ」

い『はい、おまたせ』
タ「ありがとう・・・(ゴクッ)・・・はぁ、生き返る〜」
い『バレンタインやのにこんなとこいたらチョコレート貰ってへんやろ?これが代わりやと思っといてwww』
タ「う゛っ・・・」
こ『("ばれんたいん"?・・・そういえばテレビで最近よく聞くなぁ)』
り『(確かチョコレートに関係する日でしたわね・・・もしかして、あげなければいけなかったのかしら・・・)』
い『・・・なんか、妖精さん二人の表情が暗いみたいやけど?』
こ『え?・・・そ、そんなことないよ(///)』
リ『ちょ、ちょっと疲れているだけですわ(///)』
い『そっかぁ・・・とりあえずおじいちゃんが使ってた布団やったらあるから、ゆっくり休んで』
タ「ありがとう。ところで、お願いがあるんだけど・・・この二人のことは・・・」
い『わかってるって。誰にも言わへんから』
タ「助かるよ・・・ありがとう」
い『ええからええから。ほな、この部屋使ってくれていいし。おやすみ』
タ「おやすみ」

・・・翌朝・・・

タ「ふわぁぁ・・・ああ、よく寝た・・・あれ?このみとリナはもう起きてるのかな?」
い『あ、やっと起きた?おはようさん』
タ「おはよう・・・このみとリナは?」
い『リナちゃんは朝ご飯の用意手伝ってくれてる・・・このみちゃんは散歩に行くって言うてたけど』
タ「一人で散歩?珍しいな・・・ちょっと様子見てくるよ」
い『また迷子にならんといてやw』

タ「・・・このみ?」
こ『あ、タカシ・・・』
タ「どうしたの?」
こ『別に・・・ちょっと清々しい空気吸いたかっただけ』
タ「都会は空気悪いもんね・・・ここは今の日本じゃほとんど見られないぐらいのどかだし」
こ『・・・そうだね』
タ「もうすぐ朝食できるみたいだから、そろそろ戻らない?」
こ『・・・うん』
タ「(60年ぐらい前の日本ってこんな景色だったんだろうな・・・このみ、何か思い出してたのかな・・・)」
ナデナデ
こ『えっ!?な、なにすんのさ・・・』
タ「俺のせいで道に迷っちゃったお詫びを、と思ってwww」
こ『お詫びって・・・ボクがなでられたら喜ぶみたいじゃないか!(///)』
こ『そんなんで許してもらおうなんて、あ、甘いんだからねっ!!(///)』

・・・朝食・・・

タ「ふぅん、いずみちゃんは春から大学生なのか」
い『うん、大阪の大学に行くねん。で、今はもう授業も無くて毎日が春休み。羨ましいやろ?w』
タ「そりゃもう心から・・・」
い『ま、そういうことやから、気兼ねなくここにいてええで』
タ「いや、さすがにそれは悪いよ・・・今日発つから」
い『気にせんでええって。どうせ暇やねんし・・・それに・・・』
タ「・・・それに?」
い『な、なんでもないわっ!(///)・・・とにかくいたらええねん!!(///)』
タ「なんか無茶苦茶だなぁ・・・まあそういうことなら、お言葉に甘えるか。よろしく」

●●●●●第33話●●●●●

い『あれ?このみちゃんとリナちゃんは?』
タ「外に遊びに行ってるよ。普段中々外に連れ出してあげられないから、嬉しいんだろうなぁ」
い『なに?いつもは自宅に監禁してんの?ひどいなぁwww』
タ「人聞き悪いこと言わないでよwww・・・都会だと色々大変でね・・・」
い『ふぅん、まあ色々あるんやろなぁ・・・お茶入れてきたんやけど、飲む?』
タ「ああ、ありがとう」
い『都会かぁ・・・ウチも4月から大阪に住むんやけど・・・大丈夫かなぁ』
タ「ずっとここに住んでたの?」
い『うん・・・そやから、友達もほとんどいーひんし、受験で大阪行った時も人ごみで疲れたし』
タ「住めば都って言うし、いずみちゃんなら友達もたくさんできると思うよ」
い『なんかありがちな励ましやなぁ』
タ「ボキャブラリー貧弱でごめん(´・ω・`)」
い『冗談やってw気持ちはありがたく受け取っとくわwww』

い『あ、そうそう、昨日お風呂入らんと寝てもうたやろ?廊下の突き当たりにあるから、いつでも入ってええで』
い『古いからあんまりキレイちゃうけどな。シャワーも無いし』
タ「いや、ありがとう。使わせてもらうよ」

・・・1時間後・・・

タ「さて、お風呂があるって言ってたな。入るとするか」
ガラガラ
タ「なるほど、古めかしいな・・・おっ、タオルが既に用意されてる。気がきくなぁ」
ヌギヌギ
タ「よし、入ろう。脱衣所と風呂場の間も木の引き戸なんだな・・・いいなぁ、風情があって」
ガラガラ・・・モワッ
タ「うぉっ!?いきなり湯気が・・・ん?」
い『・・・え?』
タ「い、いずみちゃん!?」
い『・・・』
タ「いや、これは、その・・・」
い『・・・』
タ「決してわざとでは・・・」
い『・・・き・・・』
タ「えっと・・・」
い『き ゃ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ ぁ !!!!!』
い『アホッ!スケベ!!変態!!!(///)』
タ「だからわざとじゃ・・・わっ!桶投げないで・・・ごめんってば・・・」
い『いつでも入っていいとは言ったけど、ウチの入ってる時までいいとは言うてへんやろ!(///)』
い『大体、ウチの着替えとタオル置いてあったやんか!!なんで気付かへんの!?』
タ「あれ、いずみちゃんのタオルだったのか・・・」
い『とにかくはよ出てけ!!!アホッ!!!!(///)』
タ「ごめんごめん・・・出る!出るから熱湯用意しないで!!」
スタコラサッサ
い『うぅぅ・・・見られた・・・ぜったい見られた・・・恥ずぅ・・・(///)』
い『あんまりスタイル自信無いのにぃ・・・(///)』

・・・さらに1時間後・・・

こ『ただいまぁ!』
リ『このみが川に嵌りそうになるから遅くなってしまいましたわ』
こ『うるさいな!(///)助けてくれたのはいいとして、ヒャドで水面凍らせたりするから滑って余計大変だったじゃんか!!』
リ『それが命の恩人に対して言うセリフですの!?落ちてから凍らせた方がよろしかったかしら!?』
こ『・・・あれ?』
リ『いつもならこの辺りでタカシが止めに入るところですのに・・・』
タ「・・・(///)」
い『・・・(///)』
こ『なんで二人とも顔真っ赤にして黙ってるの?』
リ『風邪かしら?早く寝た方がよろしいのではありませんの?』

・・・数日後・・・

い『もう行くん?』
タ「明日からまた仕事だしね・・・」
い『もっとゆっくりしてったらいいのに』
こ『そうだよ、こんなに空気が美味しくて遊び場もいっぱいあるのに』
タ「じゃあ、このみのことよろしくねw」
い『うん、まかしといてw』
こ『ちょっと!ナチュラルに話進めないでよ!!』
リ『置いて行かれたら寂しいと素直に言えばよろしいのに・・・ぷっ』
こ『そんなんじゃないやい!(///)・・・じゃあリナが残ればいいじゃんか。ぶぅ〜』
リ『ワ、ワタクシがいなくなったら誰がタカシの食生活を健全に保ちますの!?(///)』
い『別府さん、モテモテやなぁwww』
こ『だから、そんなんじゃないってば!(///)』
リ『慈善事業の一環ですわよ!(///)』
タ「ああ・・・もうなんでもいいから帰ろう・・・」
い『弁当買えるようなとこまでだいぶ時間かかるから、これ持って行き』
タ「おにぎり?・・・悪いね、なにからなにまで・・・これ、少ないけどとっといてよ」
い『え!?そ、そんなん受け取れへんって・・・』
タ「いや、お世話になったせめてものお礼に・・・」
い『お礼なんかいいって!』
タ「それじゃこっちの気が済まないよ」
い『・・・ほな、いっこだけお願いがあるんやけど・・・』
タ「いいよ、なんでも言って」

い『・・・また、遊びに来てくれる?(///)』

●●●●●第34話●●●●●

タ「おはようございます」
課「なんだ出社したのか?お前の席もう無いぞ」
タ「工エエェェ(´д`)ェェエエ工」
課「バーロー!冗談に決まってるだろうが。リフレッシュしたんならキリキリ働け!」
課「べ、別にお前が戻って来るのなんか待ってなかったけどな!」
タ「はいはい・・・お土産ありますんで休憩時間にでも皆さんでどうぞ」

タ「あ、椎水さん、おはよう」
か『(ツーン)』
タ「あれ?・・・なんか俺怒らせることしたかな?」
タ「と、とにかく仕事にかかろう・・・さあ、机の中から筆記用具を・・・」
ガラガラ
タ「・・・なにこのラッピングされたバカデカイ物体・・・そもそもどうやって引き出しに入れたんだろう」
タ「そして椎水さんの視線が痛いのはなぜなんだろう・・・」

か『(なんでバレンタインデーに休暇取ったりしてんのよ!バカッ・・・)』

・・・タカシ宅・・・

タ「ただいま・・・」
こ『おかえり。どうしたの?元気無いね』
リ『また仕事でトラブルでもありましたの・・・?』
タ「それならまだいいんだけどね・・・はぁ、どうしたもんか・・・」
こ『なに!?そのデッカイ包み・・・』
タ「状況からして椎水さんからのバレンタインチョコだとしか思えないんだけど・・・」
タ「処理に困るわ、椎水さんは一日口きいてくれないわ・・・」
リ『人間界のしきたりはよくわかりませんけれど・・・バレンタインデーというのはチョコレートを渡す日ですの?』
タ「しきたりってゆーか、日本で慣習になってるだけだよ。チョコレートメーカーの陰謀さ」
こ『・・・嬉しくないもんなの?』
タ「いや、大抵の男は貰ったら悪い気はしない」
リ『では、なぜタカシは困っていますの?』
タ「あり得ない大きさで処理に困るのと、くれた人がなぜか機嫌悪いからだよ・・・」

・・・夜・・・

リ『バレンタインデーは過ぎてしまいましたけれど、タカシはチョコレートにあまり喜んでいなかったようですし・・・』
リ『今からでも挽回のチャンスはありますわ』
リ『チョコレートの代わりに、ワタクシを・・・とか・・・(///)』
リ『・・・ち、違いますわよ!?あくまでもこれはタカシに対する憐れみですのよ!?(///)』
リ『そう、バレンタインに幸せになれなかった、かわいそうなタカシを憐れんでいるだけですわ!(///)』
リ『タカシはまだリビングにいるはずですわね・・・あ、いましたわ』

タ「じ、自分で食べられるってばwww」
こ『いいの!今日ぐらいはボクが食べさせてあげるんだから(///)』
タ「ありがとう・・・(モグモグ)」
こ『チョコレートじゃなくてひまわりの種で悪いけど・・・』
こ『ま、まあタカシなんかこれで十分だよね!(///)』
タ「気持ちだけで十分だよwww・・・ホント、ありがとう」
ナデナデ
こ『いちいちなでないでよ!・・・あぅぅ(///)』

リ『・・・ま、まさか先を越されるとは・・・ふんっ!ベッドの中では見てらっしゃい!!(///)』
リ『あっ、今おかしな想像した人、挙手しなさい!・・・いつもより少し近くで寝るだけですわよ!?(///)』

●●●●●第35話●●●●●

こ『スキーがしたい』
タ「へ?」
こ『したいしたい!3Dエアとか決めたいっ!!』
タ「オリンピックの影響か・・・てゆーか、空飛べるのにエアも何も・・・」
こ『やだやだ!するのっ!!』
タ「そう言われても、スキー場に連れてくわけにはいかないし・・・どうしよう」

・・・翌日・・・

タ「どうだ!」
ジャーン
こ『わぁ、ゲレンデだぁ・・・スゴイ!タカシありがとう!!えへへっ』
リ『一体、どうしましたの・・・?』
タ「木材でスロープ作って、かき氷機で人口雪作って、コンロでプラ板炙ってスキー板作って・・・久々に工作したよ」
シャーッ
こ『わーい!目指せ日の丸飛行隊!!』
タ「このみ、楽しそうだなぁ。頑張って良かった・・・リナは滑らないの?」
リ『やりませんわよ、バカバカしい・・・それに、どうしてこんなに部屋が寒いんですの!?』
タ「そりゃ、寒くしないと雪が解けちゃうし」
リ『タカシはそれだけ着膨れしているからよろしいでしょうけれど・・・くしゅん!・・・』
タ「そんなに寒いの?ごめん、気付かなくて・・・ここに入ってなよ」
リ『え?・・・きゃっ!ちょ、ちょっと・・・(///)』
タ「ほらっ、暖かいでしょ?リナ達が編んでくれたマフラーだしw」
リ『もうっ!強引ですわね・・・(///)』

こ『う〜ん、楽しかったなぁ。ちょっと休憩・・・あっ』
リ『(ヌクヌク///)』
こ『なんでリナだけそんなとこで温まってるのさ!ずるい!!』
リ『ずるいって・・・アナタのために部屋が寒いからではありませんの!』
こ『ぶぅ〜・・・ボクも入るっ!』
ゴソゴソ
タ「えっ?・・・うわっ、ちょっと、そんな無理矢理入ったら・・・くすぐったいってwww」
こ『ふぅん、タカシ首筋弱いんだ・・・( ̄ー ̄)ニヤリッ』
タ「・・・え?な、何を・・・?」
コチョコチョ
タ「こらこらwくすぐったいってばwww」
こ『えへへへへ・・・』
コチョコチョ
タ「ちょwwwやめwwwwwwリナもどさくさに紛れて耳に息吹きかけないでwwwwwww」


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