ツンデレクエスト3 その1


 ここはルイーダの酒場…まだ見ぬ冒険の仲間が集う場所。
 店主・ルイーダと話しかけているのは、今年で十六になったかの英雄の息子。
 名を、タカシと言った。
タカシ「…というわけで、魔王退治の冒険の仲間を探しにきました」
ルイーダ「そっか、タカシくんもそんな歳になったか…じゃあご希望通りの職業の人を探しておくね。あ、このテキーラは初回サービスだから、取りあえず飲んでいいわよ」パタパタ
タ「ちょ、俺まだ十六歳…ま、いいかw」グビグビ

 一時間後。

ル「はーい、お待たせ〜……って、あ、あら?」
タ「………くかー……すぴー……」
 返事がない。どうやら酔い潰れているようだ。
ル「あら〜……どうします? 勇者クン、完全に眠っちゃってますけど」
?「あ、大丈夫です。私たちで何とかしますから」
ル「そう? じゃあ、お願いねっ!「ルイーダ、ちょっとこっち頼むー!」あ、はいはい、ただいまー」パタパタ
?「…さて……ではちなみさん、お願いしますわ」
?「…………了解………メラ」
タ「……? …! あぢっ、あぢぢぢぁあぁあ!」バタバタバタバタ
?「………強すぎた……………ヒャド」
ピシッ!
タ「……」
 タカシは凍りついた!
?「凍りましたわね……で、では、参りましょうか(////)」
?「……よいしょ…れ、れっつごー…(////)」
?「ちょ、ちょっとリナ、ちなみ! な、何勝手に担いでんのよ!(////////)」
リナ「あ、あらかなみさん…まさか貴女、このヘッポコ勇者を担ぎたいとでも?(////)」
かなみ「ち、ちがう! 違うけど! その…こ、こんなヤツでも一応わたし達の勇者なんだから、わたしにも担ぐ権r…じゃなく、義務があるでしょ!?(////////)」
?「………かなみ、嘘ついてる……」
か「ち、ちなみ…う、嘘じゃないってば!!」
ちなみ「これ………見せてもらったよ………?(////)」
か「はうっ! そ、それは私の秘密日記……!!(/////////////)」
ち「………べつに、かなみがどう思ってても、いいけど…………この奴隷は、私の物だから………それだけ…………(/////)」ギュッ
リ「な、なな何を言うのですか! だいたいこのバカ勇者の仲間になったら最初に奴隷にしようと言い出したのは、こ、このワタクシですわよ!?(/////)」ギュッ
か「な、そ、それだったらわたしだってタカシをこき使うのなんかその前から考えてたんだから!(/////)」ギュッ
タ(…………おかしいな……死んだはずの父さんと…………綺麗なお花畑が……………そこに…………)

パーティー
勇者   タカシ
戦士   かなみ
魔法使い ちなみ
シスター リナ

 ただし、タカシのみ現HP1に低下のため冒険は翌日からに延期したそうな。



ツンデレクエスト3 その2


アリアハン周辺。

 まもののむれ があらわれた!
タ「よ、よしみんな、攻撃だ!」
か「当たり前でしょ、バカじゃないの!? わたしは魔法使えないんだから!」
ち「………バカは…口を挟むな………メラの方が効率的………」
リ「下僕は下僕らしく、私のMP節約のために薬草でも使っていなさい!」
タ「……orz」
 まもののむれ をやっつけた!
 タカシは5の経験値を得た!
 かなみは(以下同文×3
か「んっ、ざっとこんなもんかな。初めての戦闘の割には上々ね」
ち「……まだ………燃やし足りない………」
リ「回復の必要もありませんでしたわ…『やくそうがかり』さんのお蔭さまで」
タ「俺…やくそうがかりか……とほほ……(;ω;)」

 そして夜。

 ガリガリガリ(←地面に剣で線を引く音)
か「こ、これから野宿だけど……い、いい? この線から内側にちょっとでも入ったら…しょ、承知しないからっ(でも、わたしは全然構わな…じゃなくて、何考えてんのよわたしはっ////)」
ち「………奴隷の分際で………お、襲ってきたりしたら…………た、ただじゃ、おかない…………(…そ、そう……『ただ』じゃ、おかない………////)」
リ「そ、そうですわ! 下僕は下僕らしく…み、身の程というものを考えるべきですわよ!(…仮にもゆ、勇者なのですから、か、甲斐性というものを…////)」
タ「わかってるよ。じゃ、向こうで寝るから…おやすみぃ…」
か「え、あ…」
ち「…………」
リ「…あの…」
タ「え? まだ何か…?」
か「う、うるさいっ! 何も言ってないわよ!(////////)」
リ「さ、さっさと行きなさい!(////////)」
タ「わ、わかったわかった、頼むから石を投げないてっ! いててて!」
ち「…………(///////)」

そして夜更け…

か「ふ、ふう…だ、誰もいないわよね……それにしても、この甲斐性無し…! どうして襲いに来ないのよ……!(////)」
タ「……くー……くかー……」
か「ん? あれってまさか、タカシの飲みかけ……ってことは飲んじゃえば、か、間接キスに…!(////)」
タ「………すー………」
か「…ど、どうしよう…抜け駆けはしないって、二人に約束しちゃった…けど…」
か「で、でも…初めてこいつを見た時に、仲間になるんだって決めてから…ずっと……(//////)」
か「…い、いいよね? だ、誰も見てないよね…? ……い、いただきます……ん…(/////////)」ゴクッ
ち「…………抜け駆け……………」
か「ブッ! ち、ちなみ!? いつからいたのよっ!!(//////////)」
リ「さ、最初からですわ! か、かなみさん、抜け駆けは禁止とあれほど約束してましたのにっ!!(///////////)」
か「り、リナまで…あ、アンタたちこそ、どうしてこんなところにいるのよ!(////)」
リ「そ、それは、この貧民勇者の唇を奪…で、ではなく! 貧相な寝顔を見に来たところで、ちなみさんがそのパンを宝物のように咀嚼していらしたものですから…(////)」
ち「…た、宝物なんかじゃ、ない………お、お腹減ってただけ……(//////////)」
か「け、結局あんたたちも同じじゃない! ぬ、抜け駆けしないって約束だったでし…」
タ「う……うー、ん………んっ………?」ムクッ
か・ち・リ「!??!!」
タ「ん……んー…」ボーッ
か(ちょ、ちょっと、お、起きちゃったじゃない! ど、どどどうするのよ、こんなところ見られたら……!)
リ(あ、ああ、ど、どうしましょう、神に仕える身のわたくしがこのような醜態を…!)
タ「………あ…れ……?」ボーッ
ち(…! ………し、しかたない、緊急手段………!)
か・リ「え……!?」
ち「………メラ」ボッ!
 ちなみ はメラをとなえた!
 タカシ に12のダメージ!
タ「………………………………きゅう」バタッ
 タカシ は気絶した!
リ「ちょ、ちょっとちなみさん、どうなさるつもりですか…!?」
ち「………任せて、考えがある……うまくいったら、タカシの近くで寝れるかも………(//////)」
か「え、ええっ!? な、何よそれ、どうするの!?(///////)」
ち「……それは………(////)」

 翌朝。

タ「な、なあ、昨晩誰か、俺に呪文使った…?」
リ「そ、それは多分、野生のまほうつかいのせいですわ!(///)」
か「そ、そう! きっとそうよ! 全く無用心な勇者なんだから!」
タ「う…め、面目ない……でもあんな離れたところに一人だと、やっぱり心細くてさ……はぁ…」
か・リ(…! ちなみ(さん)のシナリオ通りktkr!!)
ち「……じゃ、じゃあ、しかたない………今夜から、近くで寝ることを許可する………」
タ「え!? い、いいの?」
ち「か、勘違いしないで……やくそうがかりが死んだら、困るだけ………(///////)」
か・リ(ちなみ(さん)GJ!!!!!!!!)

 こうして、勇者タカシは女性陣の近くで眠れるようになったとのことです。

ち「………じゃぁ私が最初に、そ、添い寝を………(/////////)」
か・リ「それはダメ(ですわ)!(/////////)」
ち「……あうう……………」

冒険は続く。多分。



ツンデレクエスト3 その3


ロマリア城。
タカシ「で、では、盗まれた王冠を取り返せば、よ、よ、よいのですね?」
ちなみ(………声、裏返ってる………間抜け…………)
リナ(貴族への応対の仕方も知らないなんて、本当にダメ勇者なんですから!)
かなみ(仮にもわたしたちの顔なんだから、しっかりしなさいよ…まったく…)
ロマリア王「うむ。見事取り戻した暁には、用意できるだけの褒美を授けよう。頼んだぞ」
タカシ「お、お任せ下さい! では…「こら、待たんか」え? な、何でしょうか」
ロ王「キスを忘れておるぞ…と。アリアハンには無い習慣だったな。王の右手への口付けは忠誠の証じゃから覚えておくとよいぞ」
か・ち・リ(! く、くちづけ!?!!?)
タ「も、申し訳ありません…で、では、行って参ります」チュッ
か・ち・リ(!!!!!!!)
ロ王「うむ。期待して待ってい…」
か「は、早く行くわよ! な、何をもたもたしてんのよ!!(////)」
リ「れ、レディーを待たせるなんて、貴方ホントに勇者ですの!?(////)」
ち「の、ノロマ……こ、こうなったら、引きずって行く…………!(////)」
タ「え、ちょ、待、待っ…」ズルズル
ロ王「……大丈夫か…?」
 こうしてタカシ一行は、王冠泥棒を追ってシャンパーニの塔に向かったが――

 まもののむれ があらわ
か「ああもう、来るな! わたしは今イラついてんのよ!」ガッ!ガッ!ガッ!
ち「…ヒャド…ヒャド…ヒャド…!」
リ「バギ! バギ! バギ!」
まもののむれ をやっつけた!
タ「(((;゚ω゚)))」

 何故かイライラしていた仲間たちのこんな行動は割愛する。

そしてシャンパーニの塔奥深く。

?「…こ、このくらいでどやろか…?」
?「えぇーっ、もっと出せるでしょ、ケチ!」
タ「む…な、なに「何者!? 姿を現しなさいっ!!」…俺の台詞orz」
?「あ、あかん、やっぱ交渉は決裂や! ま、また今度な!」
 ???? はにげだした!
?「あぁっ! …あっ、お前たち、どうしてくれるんだよ! ボク、食糧買いこむつもりだったのに!」
リ「え…ど、どなたですの……?」
?「人に名乗るときは自分達からだろ!」
リ「な、なんですって!?」
タ「ちょ、抑えて抑えて……ご、ごめんな」
?「っ!? …べ、べつにっ、今度から気をつけろ!(////)」
 タカシたちは名を名乗った。
?「へぇ…よ、弱そうな勇者だなぁ!(////)」
タ「……(;ω;)」
あずさ「ボクはあずさ。お宝を探してはここで行商人たちを相手に商売を……しようとしたけど邪魔されたの! お昼ご飯よこせっ!」
ち「………必要なし。先を急ぐ…………」
あ「なんだと、このチビ!」
タ「ま、まあまあ。あ、昼ご飯邪魔してごめんな。代わりに…じゃあ、これ、あげるから」
 タカシ はくんせいにくをさしだした。
か「あ、アンタ、それアンタの三日分全部じゃない! な、何考えてんのよ!」
あ「え…?」
タ「い、いやまぁ、行商人から食糧買ってるくらいだから、そう頻繁に買えるわけじゃなさそうだし…まあ、パンもあるし、ね?」
ち「………お人よしにも、程がある………」
タ「それはよく言われるw」
あ「……(//////)」
タ「じゃ、じゃあ。本当に、邪魔してごめんね。俺たち、人を探してるから、これで…」
あ「あ、ま、待て! 待てったら! 代金受け取らずにどこ行くんだよ!」
タ「え? だ、代金…?」
あ「そう! ほら、これ!」
 あずさ はきんのかんむりをさしだした。
 なんと! タカシ はきんのかんむりをてにいれた!
リ「こ、これはまさしく、ロマリア王の!」
タ「ちょwwwwおまwwwwwこんなもん何処でwwwwwwww」
あ「最近ここに来たヤツがボクのご飯勝手に食べてて、ボコボコにしたら落としてった」
か(カンダタだわ)
ち(カンダタ……)
リ(カンダタですわね)
タ(カンダタ乙wwww)
タ「あ、ありがとうね、えと…あずさ! じゃあ、俺たち行くから」
あ「ま、まて、えっと、えっと…そ、そうだ、お前、お釣り払え! あんな安い肉じゃその冠は高すぎるだろ!(////)」
タ「工エェェ(´д`)ェェエ工」
 しょじきん:578G
あ「ふ、フン、どうせ払えないだろ貧乏勇者!」
   →はい   いいえ
あ「だ、だったら取り立てについてってやるからっ!(////)」
か「えっ……!」
ち「……っ…!」
リ「なっ……!」
あ「い、嫌だって言ってもついてくから…か、勘違いすんなよ! ボクの冠代取り立てるだけで、べつに一緒に行きたいとか、そういうのじゃないからなっ!(////)」
か・ち・り「!!?」
タ「…わかったよ。じゃあこれからよろしく、あずさ」
あ「な…な、馴れ馴れしいよっ! 調子に乗るな!(//////////)」
か・ち・り「……!!!(ラ、ライバル…!!!!)」
 あずさ がなかまになった!



まもののむr
か「邪魔! そこ! どけっ!」会心の一撃!会心の一撃!会心の一撃!
ち「…マヒャド…マヒャド…マヒャド…!」
リ「バギクロス! バギクロス! バギクロス!」
まもののむれ をやっつけた!
まもののむれ をやっつけた!
まもののむれ を(ry
あ「わあ、すっご…」
タ「((((((((;;゚ω゚))))))))」

 その後見たこの光景を、タカシはきっと忘れないと思った。



ツンデレクエスト3 その4


アッサラーム周辺の砂漠。
リ「はぁ、はぁ……ゆ、行けども行けども、砂ばかり……ま…町は、まだ、ですの…?」
あ「あ、アッサラームが、ここらへんに、あるはずなんだけど…も、もう、すこしみたい…」
か「も、もうちょっとね…だ、だったら、なんとか、歩けるかな…」
タ「………………」ドサッ
リ「!?」
ち「………! ………た、タカシ!?」
か「ちょ、ちょっと、突然どうしたのよ!」
あ「……! 向こうにオアシスがある! とりあえず連れてこっ!!」

こうして一行は、小さなオアシスにたどり着いた。
が。

か「ちなみ、早くそのバカに水ぶっかけちゃってよ!」
ち「………問題、発生………このバカシ、自分で水飲めない……みたい………(////)」
か「え…? ええっ!? そ、そしたら……!(////)」
リ「と、ということは……まさか…!(////)」
あ「く、口移し……!?(////)」
ち「……………………(////)」コクリ
か「……しょ……しょうがないわね、し、しかたないから、わたしが生贄に……(//////)」
あ「ちょっ、それはナシだよ! い、生贄になるんだったら、仲間になって日が浅いボクからなのが筋だろっ!(//////)」
リ「ね、年功序列的にはわたくしからです! こういうのは誕生日が遅い人から犠牲になるものですわ!(//////)」
か「な、何よ! まさかアンタたち、そんなにこのマヌケに口移ししたいわけ!?(////)」
リ「そ、それを言うならかなみさんもでしょう!(////)」
あ「そ、そうだよ、生贄とか言うなら止めとけばいいじゃないかぁ!(////)」
ち「………漁夫の利ちなみんです………飲ませる水の準備、オーケー……………(////////)」
か「だ、だってこんな千載一遇のチャンス…………え?」
あ「へっ!?」
リ「ち、ちなみさん!?」
ち「ゴクゴク………れ、れは、いふぁはきます………(////////)」
ちゅっ。
か・リ・あ「!!!!!!!(////////////)」
ち「……んっ………んんっ…………ちゅっ……………………ぷはぁ、っ…………(////////////)」
か・リ・あ(っ…………う、うらやましい…(////////////)」
ち「ん………飲ませる水なら…………まだあるよ……………?(//////////)」
か・リ・あ「つ、次はわたしよ(わたくしですわ)(ボクの番)!!!!!!!(////////////)」

 その後口移し祭りになったとか、タカシがラリホーかけられて強制的に眠らされたとかいうことがあったそうです。



ツンデレクエスト3 その5


アッサラーム。
ж「ねえねえおにいさん、わたしといいことしない?」
   はい   いいえ
タ「え? えっと……?」
ピッ →はい   いいえ
か「な、な、何考えてんのよ! あ、ああアンタ、仮にも勇者でしょうが!!(////////)」
リ「ま、魔王を討伐するはずの者が、あ…あんな、いかがわしい!(////////)」
あ「そ、そうだよ、ダメだよそんな、いやらしいコト! ほ、ほら、行くよ!(////////)」
ち「……エ、エロ大王…チカン……スケベ…(////////)」
しかし まわりこまれてしまった!
   はい  →いいえ
タ「こ、こら、頼むから引っ張るなって…」ズルズル

そして宿。

リ「ま、まったくどうして貴方という人は、そのようなことしか考えられないのですか!(////)」
タ「い、いったいなななんだ『そのようなこと』って! お、お、俺はただ、『いいこと』って言われたからついて行っただけだ!(////)」
ち「………………ケダモノ…………」
タ「う、うっさい! ヤったことないんだから、してみたいに決まってんだろ!」
四人「…っ!!??」
タ「…な…なんだ、お、俺、何か変なこと言ったか?」
か「べ、べ、別に、な…なんでもないわよ……き、気にしないでっ(//////)」
あ「そ、そうだよ…た、タカシが気にすることじゃないよっ!(//////)」
リ「ど、奴隷は、さっさと寝てしまいなさいっ!(//////)」
タ「…? ま、いいや…じゃ、俺隣の部屋で寝るから……おやすみ」
ち「………………………(//////)」
リ「お、おやすみなさい…(//////)」
タカシ はでていった。
リ「み、みなさん、お聞きになりましたか…?(////)」
か「う、うん…た、タカシのヤツ、まだ……し、シたこと、ないって…(////)」
ち「……………どーてー………(//////)」
あ「…い、意外だよね、あんなに優しいヤツなのに……(////)」
か「そ、そうだね…(////)」
リ「…(よ、よかった、ですわ…見る目のある女性がいらっしゃらなくて……////)」
あ「…(////)」
ち「……………………………チャンス?(////)」
か・リ・あ「!!!(//////)」
かなみ のしんぞうがはねあがった!
リナ のしんぞうがはねあがった!
あずさ のしんぞうがはねあがった!
か「ちゃ、ちゃんすって…ち、ちなみ、何を…!(////)」
ち「…………………ここに、わたしの作った………………えっちなお薬があります………(////)」
か・リ・あ「!!!!!(////////////////)」
ち「……これを飲ませれば……た、タカシのどーてーが、手に……(///////)」
リ「い、いけませんわ! あ、あんなケダモノと、そ、そ、そんなコトをなさっては…!(/////////)」
あ「そ、そ、そうだよ! だ、だいたいそんなもの飲ませたら、一体何されるか…!(////////)」
ち「………………た、タカシなら、それでも………いい………(//////////////)」
か・リ・あ「!!!!!!!!!(////////////////////////)」
ち「………………わたし、はじめてだから…がんばってくる……………じゃ、じゃあ、行ってきます………(////////////////////)」
か「ま、待ちなさいよ、抜け駆けは無しでしょ!? そ、それに、それだったらわたしだって! た、タカシにだったら、は…はじめてを、あ…あげ、ても……(///////////////////////////)」
あ「ボ、ボクだって、あいつにだったら、どんなことされてもいい!(/////////////////////////)」
リ「!?!?!! わ、わたくしもです!! あ、あの人にでしたら、わ、わたくしのすす全てを、捧げられますわ!!(/////////////////////////)」
 さんにん は立ち上がった!
ち「…………………じゃあ…………みんな、くる………?」
か・リ・あ「!!!??!?!!!?!!(//////////////////////////////////)」
ち「…………………わ、わたしも、不安だから…………み、みんながいたら…………怖く、ないかも……………(////////////////)」
か・リ・あ「………………………………………………………(//////////////////////////////////////////)」
ピッ →はい →YES

ち「………い、いい? ………………開けるよ……(///////////////)」
か「…………(だ…大丈夫…い、一回だけは、ひ…ひとりで、練習したんだし…で、でも…わ、わたし…これからタカシに、は、はは初めてを……………/////////////////////)」コクリ
リ「……(こ、これは、仕方なくですわ! た、タカシが勇者のくせに、ど、童貞なのがいけな……あ、ああ、でも……し、心臓が……/////////////////)」コクリ
あ「………(ぼ、ボクが、タカシと、初えっち…タカシとえっち、タカシとえっち、えっち……//////////////)」コクリ
ち「……………………(////////////////////)」コンコン
へんじがない。
ち「…………? ………か、鍵、開いてる………?」ガチャ
ちなみたち は へやにはいった。
か「え……?」
あ「た、タカシ……?」
へんじがない。だれもいないようだ。
ち「………………に、逃げられた……!」
か・リ・あ「!??!?!!」
ち「………ま、まずい………すぐに行かなきゃ…あいつの貞操が………!」
か・リ・あ「!!!!!!!!!!!!!!!」
 こうしてタカシ大捜査線が張られることになった。

タ「ちょ、ちょっとそれは高すぎだろ…これじゃあ4人分は買えないって」
?「そやかて、これ以上はまけられへんわ…だめなら他をあたり!」

か「み、みんな、いたわよ! ほら、あそこ…!」
ち「……………!」
あ「あ、ホントだあいつ……ん? あいつは…ボクがご飯買おうとした商人! で、でも、なんでタカシと…?」
リ「あそこは…道具屋…? い、一体何を…」

タ「た、頼む! どうしてもあいつらにプレゼントしたいんだ! その金の髪飾り!」

四人「……!!!!!」

?「……ええい! そこまでいうならしゃあないわ! それなら…これでどうや!」パチパチッ(←そろばん)
タ「そ、それなら…よし、買ったッ!」
タカシは きんのかみかざりをてにいれた。
?「しかしあんさん、よくそんなに貯金できはったな…なあ、一体どうやったんや?」
タ「ちょっと闘戯場で一獲千金を。まさか倍率121.5倍のスライムが当たるとは思わなくてwwww」

あ「あ、あいつまさか、それ全部、ボクたちのために…?(////////)」
か「そう、みたい…(//////)」
リ「ど、奴隷にしては、マシな思いつきですわね…(/////)」
ち「(////)…………ん…?」

?「それにしても、どうしてこんな高級品なんや? 別に、そこらへんのやす〜いヘアバンドでもいいんとちゃう?」
タ「いや、そういうわけにはいかないよ…あいつたちは、大切な仲間だから」ニコッ
?「……! な、なに言うてんのや! あ、アホとちゃうか!?(…な、なんや、こいつの顔見とると…ま、まさか、一目惚れ!? ちゃ、ちゃう! 絶対ちゃう! ウチは絶対にそんな、軽いオンナじゃ!/////////)」
タ「あ、アホって…まあ、いつも言われてるけどさ…(´・ω・`)」
?「…ふ、フン…!(あ、アカン…こ、これって、運命かもしれへん…/////////)」

か「……な、なんか…」
リ「あ、あの雰囲気は、少し…」
あ「ちょっと、まずいかも…」
ち「…………バカシ……………!」

タ「じゃ、俺はこれで…」
?「ま、待ち! あんさん、このウチがほんまにそんなはした金で売ると思ったんか!?(//////)」
タ「(…なんかどっかであった展開が…)…俺もうお金無いんだけど」
いずみ「な、なら、カラダで払い! 『アッサラームにいずみ在り』と言われたこのウチがついてって、アンタを奴隷のようにこき使ったるわ!(///////)」
タ「…もう4人も5人も変わらないからいいっす……orz」
いずみ がなかまになった!

四人「…………あのバカ…!」

 その後旅仕度をするいずみを残してタカシが宿に戻ると、何やら大事な機会を逃したとかで、仲間たちは非常に不機嫌そうでした。
 でもタカシから髪飾りを渡されると、何となく機嫌は良くなったようです。


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