その1

〜〜終業式 また宿題の季節がきましたよ?〜〜

−終業式− 

タ「ん〜、終業式がやっと終わった。これでやっと冬休みだぜ」
は『長かったですね・・・はぁ、疲れた』
タ「まったく、いつも通り校長はよく喋るな。あのクソ寒い中・・・」
は『校長先生のお話は平気です。別府君が私に話しかけてくるから気が気じゃなかったですよ』
タ「え?つまらない校長トークが紛れてよかっただろ?」
は『夏休みの事を忘れたのですか?何で宿題が増やされたのか思い出してみてください!』
タ「校長が話ししてるときに、ヤジ入れたから・・・だっけ?」
は『そうですよ!私は黙って話を聞いていたのに、別府君が話しかけてくるから』
タ「あ〜・・・そっか」
は『そっか、じゃないです。また宿題増やされたらどうするつもりだったんですか?』
タ「そしたら・・・また二人で頑張ればいいじゃない?」
は『冬休みは短いのですよ?宿題は二人でやるにしても、量を増やされたくないです』
タ「へ・・・?二人でやるって・・・?」
は『もちろんです。別府君の事だから、どうせ始業式の2日前くらいに写させてって言うつもりですよね?』
タ「そ、そんな事ないって。ちゃんと一人で全部やるつもりだったって」
は『良くいますよね・・・休み前に計画立てて・・・それで結局計画通りに進められなくて終わらない人』
タ「それが俺だって言いたいの?」
は『はい』
タ「ちょっとは信用しろよ」
は『全然信用ならないです』
タ「委員長」
は『ダメです。決定事項なので素直にしたがってください』
タ「まったく・・・。あ、委員長、ちょっとこっち来て?」
は『ふぇ?・・・はい』
ぎゅ・・・
は『ひゃっ・・・べ、別府君、何を!?』
タ「ここなら二人きりになれるから」
は『だ、だからって・・・いきなりぎゅーしちゃめーです(///』
タ「遥が素直にならないからお仕置き」
は『が、学校では名前で呼んではダメって言ったじゃないですか』
タ「他に誰もいないから良いだろ?」
は『もし誰かに見られたら、二人だけの秘密じゃなくなっちゃいますよ?』
タ「なんていうか、そのドキドキ感もいいなって」
は『な、何考えてるんですか!タカシさんのばかぁ(////』
タ「で、本題だけど・・・俺を信用してないんじゃなくて、二人で宿題やりたいんだろ?」
は『ち、違います!そんなんじゃ・・・』
タ「違うの?」
は『ず、ずるいです。知ってて・・・わざとそういう意地悪言うの』
タ「ちゃんと遥の口から聞きたいもの」
は『・・・(ゴニョゴニョ』
タ「ん?もっと大きな声で言ってみてよ?」
は『ふ、冬休みも・・・タカシさんとずっと一緒に居たいです(///』
タ「は〜い、良く言えました。ご褒美です」
なでなで
は『い、言っておきますけど、無理やり言わされただけで本心じゃないですからね?(///』
タ「本心じゃないの?じゃぁ、ご褒美は中止だな」
は『や・・・・だめです』
タ「ん?何がダメなのかな?」
は『もう〜・・・タカシさんの意地悪!嫌いになっちゃいますから』
タ「わぁ〜、ゴメンって!」
は『ふ〜んだ。いっぱい意地悪されましたから、ちょっとやそっとじゃ機嫌直りませんから』
タ「どうすればいいの?」
は『そうですね・・・冬休み一杯かけて、私の機嫌を直してください』
タ「もともと冬休みはずっと一緒にいるつもりだったよ?」
は『宿題はちゃんと自分でやってもらいますからね?』
タ「約束しただろ?頑張って遥にふさわしい男になるって。だから、ちゃんとやる」
は『そ、それは・・・良い心がけです。ちゃんと実行してくださいね?』
タ「遥・・・」
は『ふぇ?が、学校でなんて・・・やっぱり・・・』
タ「ダメ?」
は『はぁ・・・タカシさんは我慢できない人です。困ったものですね』
タ「ほら、誰か来る前に・・・ちょっとだけ?」
は『1回だけですよ?』
タ「うん」
は『で、では・・・ん・・・』
ちゅ・・・
は『ふぁ・・・(///』
タ「じゃ、本当に誰か来ちゃう前に教室へもどろっか?」
は『あ・・・えっと・・・』
タ「どうした?」
は『も、もう1回くらいない・・・してあげなくもないですよ?』
タ「したいの?」
は『ち、違います!タカシさんが物足りなさそうな顔するからです』
タ「いや、俺は別に?」
は『・・・』
グイッグイッ
タ「服の袖掴んで・・・何?」
は『べ、別に・・・深い意味はないですけど』
タ「あはは、そっか。じゃぁ、もう1回ちゅーしよっか?」
は『しょ、しょうがいですね・・・と、特別ですからね?』
タ「分かってるよ」
は『タカシさん・・・』
タ「遥・・・」
ちゅ・・・くちゅくちゅ・・・
は『ぷはっ・・・』
タ「ふぅ・・・」
は『もう・・・ディープなちゅーして良いって言ってないですよ?(///』
タ「1回は1回だろ?」
は『もう・・・タカシさんのえっち(///』

は『では、明日・・・9時に来て下さい』
タ「了解」
は『遅刻したらぜ〜〜〜ったいダメですからね?』
タ「分かってるよ」
は『えっと・・・えっと・・・』
タ「委員長、どしたの?」
は『べ、別に楽しみとかそんなのじゃないですからね?』
タ「まぁ、宿題やるだけだしな」
は『も、もちろんです。それ以上でもそれ以下でもないですから』
タ「あ〜・・・そういう事?」
は『何がですか?』
タ「明日楽しみだな〜、何か待ちきれないなぁ〜」
は『まるで遠足前の子供みたいですね』
タ「だからさ、今から行って良い?」
は『はぁ・・・我慢も出来ないなんて、ますます子供です。困った困った』
タ「で、行って良い?」
は『そ、その・・・じゃぁ・・・良いです・・・よ?(///』
タ「やった!」
は『宿題を早く始めて、早く終わらせたいだけですからね?』
タ「早く終わったら、二人で一杯遊べるしね」
は『また・・・そうやって遊ぶ事ばっかり』
タ「ほらほら、冬休みは短いから即行動だ」
は『わっ、手引っ張らないで下さい(///』
タ「大丈夫、だれも見ちゃいないさ」
は『見てます!周りに人一杯いるじゃないですか(///』
タ「気のせい気のせい、うちの学校のやついねーよ」
は『もう・・・別府君のばかぁ(///』


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