その11

〜〜冬休み四日目 モーニングコーヒーは苦くて甘いんですよ?〜〜

−冬休み四日目−

は『ん・・・』
タ「おはよ、遥』
は『タカシ・・・さん?』
タ「良く眠れた?」
は『・・・あれ?なんで・・・?』
タ「何でって・・・」
は『きゃぁ!何でタカシさんがいるんですか!しかも、は、裸なんて…えっち!変態!痴漢!ばかぁ(///』
タ「お、落ち着けって!昨日の夜の事思い出せしてよ!」
は『き、昨日ですか?・・・あっ』
タ「思い出した?」
は『と、とにかく、こっち見ないで下さい(///』
タ「あ、ゴメン」
は『・・・(///』
タ「シャワー・・・浴びる?」
は『え?あ、その・・・まだいいです』
タ「そう・・・」
は『まだ横になってたい・・・です』
タ「じゃ、コーヒーでも淹れてくるよ」
は『タカシさんが・・・ですか?』
タ「コーヒーくらい、俺でも作れるよ。まぁ、インスタントだけど」
は『イマイチ信用できませんが・・・でも動きたくないので。お願いします』
タ「うん、待っててね」
バタン
は『あぁ・・・ついにタカシさんと(///』

タ「お待たせ」
は『遅かったですね』
タ「いや、お湯なくてさ。沸かしてた」
は『まったく無計画なんだから・・・困ったものですね』
タ「あはは、ゴメン。はい、どうぞ」
は『いただきます』
タ「今日は何か予定あるの?」
は『ん・・・特には』
タ「親が帰ってくるの夜だからさ」
は『言っておきますけど、ダメですから』
タ「え?」
は『だ、だから・・・ダメです』
タ「何が?」
は『女の子に言わせるなんて最低ですよ?』
タ「良く解らんが・・・俺は二人でダラダラしたいなって」
は『そ、そう・・・なんですか?』
タ「昨日の今日だし、遥も動くの大変そうだしね」
は『わ、解ってるなら・・・良いですけど』
タ「んで、遥は俺が何を言うと思ったの?」
は『え?あ、あの・・・(///』
タ「まさか、もう一回したい、と言うと思った訳?」
は『た、タカシさんがえっちで変態だという事を踏まえるとですね(///』
タ「とかなんとか言って、実は遥がしたいとか?」
は『そ、そんな訳ないです!ありえません!(///』
タ「大事にするって言ったろ?・・・まだ痛い?」
は『誰かさんがヘタだから・・・まだ少し』
タ「ゴメン」
は『べ、別に・・・謝られても』
タ「でも」
は『と、とにかく、シャワー浴びて、ご飯作りますね』
タ「大丈夫?」
は『泊め貰ったから、ご飯くらいやらないと』
タ「そっか。朝から遥の手料理食べれるなんて幸せだな」
は『私がお腹すいたからです。タカシさんのはついでに、しょうがなくですからね?』
タ「あ、あのさ・・・」
は『はい?』
タ「元気良く立ち上がるの良いけど、前隠したら?流石に我慢できなくなりそうだけど」
は『ふぇ・・・?きゃぁぁ、み、見ちゃめーです(///』

タ「ごちそうさま」
は『お粗末様でした』
タ「あ、洗い物は俺がやるよ」
は『そのくらいは当然です』
タ「あはは、だよね?こんなに美味しいご飯つくってもらったんだもん」
は『ほ、褒めたって、何にも出ませんからね?(///』
タ「何も出ないつーか、遥は俺のものだろ?」
は『な、何恥ずかしい事言ってるんですか!(///』
タ「え?だって、クリスマスプレゼントで遥を貰ったじゃない?」
は『そ、それは・・・その・・・き、昨日だけです!』
タ「おいおい、クリスマス本番は今日だぜ?」
は『そ、それはそうですけど・・・』
タ「だ・か・ら、遥は今日一日、俺のいう事を聞いてもらうからね?」
は『な、何ですかそれは!横暴です!』
タ「返事は?」
は『そ、そんなの認められるわけ』
タ「はい、でしょ?」
は『・・・はい』
タ「ん、良い子だ」
なでなで
は『こんなのあんまりです・・・(///』
タ「昨日は、涙目の上目遣いでさ『好きに・・・してください』って言ったじゃない?」
は『わーわー、あれは忘れてください(///』
タ「じゃ、早速・・・やりたいことやらせてもらうからね?(ニヤリ」

タ「・・・」
は『・・・』
タ「あはは、ないない」
は『あ、あの・・・』
タ「うん?」
は『これは・・・何をしてるんですか?』
タ「何って・・・遥とソファーで寄り添ってテレビ見てる?」
は『こ、こんな事したかったんですか?』
タ「そうだけど・・・嫌だった?」
は『い、いえ・・・その・・・もっと変な事かと』
タ「猫耳と首輪つけてご主人様って呼べとか?」
は『変な事と言って、何でそれが真っ先に出てくるんですか!』
タ「いや、いつかやってもらいたい・・・かなと」
は『最低』
タ「じょ、冗談だって」
は『冗談に聞こえません・・・はぁ・・・』
タ「いや、これはね?こうやって、何でもない事できるのこそが、最高の関係なのかと思って」
は『ん〜・・・そうでしょうか?』
タ「俺は遥と一緒に居るだけで、それだけで良いの。だから、他には何もしてなくても満足」
は『ふ〜んだ、そんな事に付き合わされている私の身にもなって欲しいです』
タ「じゃぁ、何かやる?」
は『でも、ご飯食べたあとですし、食休みを兼ねてもう少しこのままで居てあげます』
タ「そっか」
は『幸せ・・・って、案外こういう事なんでしょうか?』
タ「ん・・・そうかもね」
は『た、タカシさんと一緒だからとかではなくて、あくまで一般的って意味ですよ?(///』
タ「一般的って意味なら、俺と遥にも当てはまるだろ?」
は『そ、その・・・不本意ながら・・・まぁ・・・』
タ「はるか〜」
ぎゅ・・・
は『ふぁ、何ですか?』
タ「ごちゃごちゃ難しい事言うと、その口塞いじゃうぞ?」
は『言論の自由で・・・ん!?』
ちゅ・・・
タ「ふはっ・・・まだ何か言う?」
は『いきなりなんて、最て・・・ん・・・あっ』
ちゅ・・・くちゅくちゅ・・・ちゅ・・・
タ「ん・・・まだ何か?」
は『もう・・・えっち(///』

タ「結局、ずっとソファーでイチャイチャして過ごしちゃったね」
は『もう・・・何回ちゅーすれば気が済むんですか!(///』
タ「最後は遥から何度もしてきたくせに」
は『し、知りません(///』
タ「ま、クリスマスプレゼントも堪能できたし、良かった良かった」
は『・・・あの』
タ「うん?」
は『何回かすれば・・・その・・・な、慣れるものですか?』
タ「え?あぁ・・・そうなんじゃないかな?」
は『じゃぁ、しばらくは・・・その・・・痛い訳ですね』
タ「俺も次はもう少し何とか出来そうだから。二人でさ、心も体も気持ちよくなろう?」
は『もう・・・そういう恥ずかしい事言わないで下さい(///』
タ「あ、家に着いちゃったね」
は『じゃ・・・またねです』
タ「うん、また」
は『帰ったら、メールくださいね?』
タ「分かった」
は『その・・・う、嬉しかったですから(///』
タ「・・・俺もだよ」

は『ただいま〜』
母『お帰り〜。ちょうどご飯できたところよ』
は『そうなんだ、じゃご飯からにしようかな?』
母『なんたってクリスマスだものね。特別スペシャルデラックスよ』
は『へ〜、何だろ』

は『・・・』
母『どう?良い出来でしょ?』
は『・・・今日はクリスマス・・・よね?』
母『そうよ』
は『特別・・・って言ったよね?』
母『どこからどう見ても特別でしょ?』
は『お赤飯のどこがクリスマスなのよ!』
母『遥がクリスマスに大人になったんだから、間違ってないでしょ?』
は『そ、そっちの意味?もう・・・信じられない(///』
母『お?否定しないって事は・・・お父さん、遥が』
は『わー、お父さんにまで報告しなくて良いから(///』
母『まぁ、言わなくても分かるわよね。お父さん、ご飯よ〜』
父「・・・」
母『どう?意味分かる?』
父「子供?」
母『ちょ、何考えてるのよ!ちゃんと避妊したでしょ!(////』
は『お母さん?私がいない間に・・・何してたのか詳しく』
母『な、何もしてないわよ!嫌ねぇ・・・おほほほ』
父「・・・(///」


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