その2

〜〜終業式の午後 宿題も私に構うのも同じ位大切なんですよ?〜〜

−終業式の午後−

は『ただいま〜』
母『おかえり〜』
タ「おじゃまします」
母『あ、タカシ君じゃない。いらっしゃい』
タ「ご無沙汰してます」
母『もう〜、来てくれるなら連絡してくれればお菓子とか用意したのに』
タ「あはは、お構いなく」
は『お母さん、タカシさんなんて放っておけば良いの』
母『まったくこの娘は・・・。未来の旦那様に何てこというの』
は『だ、旦那様とか・・・変な事言わないでよ!(///』
母『違うの?』
は『違うに決まってます!』
タ「・・・」
は『タカシさん、早くお部屋行きましょ。ここでお母さんと話してても時間が勿体無いだけですから』
タ「はいはい」
母『後でお茶もって行くからね』
は『私がやるから!お母さんは邪魔しないで』
母『あ〜・・・そうね。タカシ君、気が利かないお義母さんでゴメンね?』
タ「そんな事ないですよ」
母『タカシ君優しいわぁ。遥、喧嘩とかしちゃダメだからね?』
は『はいはい。タカシさん、早く行きましょ?』
タ「お、おう」

タ「お、コタツ使ってるんだ。いやぁ、助かっ・・・あれ?」
は『今帰ってきたばっかりで、電源入ってる訳ないじゃないですか?』
タ「そりゃそうだね」
は『まったく、ちょっと考えれば分かりそうなものですけど・・・ぽちっと』
タ「早く暖かくなれ・・・コタツが冷たいと、切な過ぎる」
は『だらしないですね・・・暖かい飲み物もってきますから』
タ「その前にさ」
は『はい?』
タ「違うんだ?」
は『何がですか?』
タ「未来の旦那様」
は『え?あ・・・』
タ「結構グサッときたけど?」
は『そ、そんなの知らないです』
タ「遥にとっての俺ってそんなもんだったのか」
は『その・・・お母さんの前だから・・・』
タ「だから?」
は『・・・ご、ごめんなさい』
タ「二人きりの時はなるべく素直にね?」
は『こ、これでも結構頑張ってるんですよ?』
タ「分かってるよ。それより、コタツが暖まるまでのつなぎがあるね」
は『へ・・・?この部屋にはコタツ以外にない・・・ひゃっ』
ぎゅ・・・
タ「ふふふ、人間湯たんぽ。なんてな」
は『もう・・・タカシさんは本当にえっちぃ人ですね(////』
タ「さっきのお仕置き。ま、コタツが暖かくなるまでだけだから」
は『ま、まぁ・・・確かに寒いですし。しょうがないですね、ぎゅってするのを許可します(///』
タ「暖かいなぁ」
は『(はぅぅ・・・部屋でこうされるとドキドキし過ぎちゃいます・・・)』
コンコン ガチャ
母『お茶持ってきたわよ』
タ「わっ!」
は『お、お母さん!私がやるって言ったじゃないの』
母『あ、もしかして久々に?』
タ「はい、アウトです」
は『お母さん、わざとやったでしょ・・・』
母『そんな事ないわよ。タカシ君、ごゆっくりね〜』
タ「はーい」
バタン
タ「お義母さん、相変わらずだな」
は『本当、あの性格なんとかならないものでしょうか』
タ「えー、面白くていいじゃん?」
は『言われるこっちの身にもなってください!』
タ「まぁまぁ・・・」
は『とりあえず・・・宿題始めましょうか?』
タ「そうだね。何からやろうか?」
は『夏休みと一緒で数学からにしましょうか?』
タ「OK」
は『初日ですし、ゆっくりやりましょうか』
タ「なんかこうやって宿題やるの久々だから楽しいな」
は『もう、真面目にやってください!』
タ「やってるよ。ほら?」
は『む・・・相変わらず字が汚いですね』
タ「これはもう直せないよ」
は『丁寧に書けば、それなりには見えますよ?』
タ「えー、宿題にそこまでする必要はないだろ」
は『あります。人が見るものなんですから、その辺の意識をもって書かないとめーです』
タ「ん〜・・・じゃ、なるべくそうするよ」
は『頑張ってみてくださいね』

は『ふぅ、ひと段落っと』
タ「ん〜・・」
は『そんなに唸って・・・分からないんですか?』
タ「いや、その・・・あはは」
は『どれです?』
タ「いや、これなんだけどさ。ちょっと引っ掛かって」
は『どれどれ・・・あれ?もう解いてませんか?』
タ「なんか、応用問題なのにやたら簡単すぎてさ・・・引っ掛け問題じゃないかなって」
は『考えすぎじゃないですか?』
タ「ま、もう少し考えて分からなかったらそのまま先に進むよ」
は『では、私はちょこっと休憩してます』
タ「うん・・・」
は『(問題に真剣に取り組むタカシさん・・・カッコイイです///)』
タ「・・・」
は『(でも、少し構って欲しいな・・・ちょっと悪戯しちゃおうかな?)』
タ「・・・ん?」
は『・・・』
タ「あはは、は、遥」
は『何ですか?』
タ「あ、足で俺の足をくすぐってるだろ?」
は『正座が疲れたので、足を伸ばしただけです』
タ「真面目にやってるんだからさ」
は『このくらい、集中してれば何も感じないはずですよ?』
タ「無理無理・・・あはは・・・この!お返しだ」
は『ふぇ・・・あはは・・・ちょ、ちょっと・・・あは・・・めーです』
タ「ほれほれ」
は『やー、もう!タカシさん(///』
タ「俺も休憩しよう。この問題、やっぱり考えすぎか」
は『では、お茶のお代わり持って来ます』
タ「お、サンキュ。コタツから出づらくてね」
は『私が飲みたいだけで、タカシさんのためじゃないですから』
タ「でも、俺の分も持ってきてくれるんだろ?」
は『ま、まぁ・・・ついでに・・・ですからね?』
タ「んじゃ、お願いね?」
は『はい』

は『お待たせしました』
タ「お、ありがと」
は『あれ?何読んでたんですか?』
タ「アルバム」
は『そういうのは、持ち主に許可を取って読むものですよ?』
タ「ゴメンゴメン。でも、昔の遥の事も知りたいから」
は『まったく、しょうがないですね・・・』
タ「あたりまえだけど、昔から可愛いね」
は『そ、そんな事・・・』
タ「でも、今の遥が一番可愛い」
は『褒めても何もでませんよ?(///』
タ「いや、本心だって」
は『あ・・・えっと・・あ、こ、これ』
タ「あー、恥ずかしいの誤魔化したな」
は『べ、別に一番って言われて嬉しいとか、でも恥ずかしいとか思ってませんから(///』
タ「いや、絶対思っただろ」
は『と、とにかく、これを見て下さい』
タ「これ、最近の写真じゃない?」
は『入学式の写真です』
タ「あー・・・あの時は、まさか付き合うなんて思わなかったな」
は『本当ですよ。タカシさんみたいな、いい加減でデリカシーの欠片もない人初めてです』
タ「そこまで言うか?」
は『言いますよ!私に何をしたか思い出させてあげましょうか?』
タ「おう、聞かせてもらおうじゃないの」
は『そうですね・・・じゃ、入学式初日からお話します』


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