その1

み『はぁ〜、つまらないなぁ』
ち『みことちゃん・・・どうした・・・ですか?』
み『とうさまが、くりすますはやらないというんだ』
ち『えー・・・なんで?』
み『え?あ、いや、りゆうはわからないのだが・・・』
ち『む〜・・・かわいそう・・・です』
い『みことちゃんのとこもなん?うちんとこは、しょうがつといっしょにやるゆーてんねん』
は『わ、わたしのうちは・・・えっと・・・ぱぱが・・・おしごとだからなしです』
ち『みんな・・・たいへんなんだ・・・』
み『それで、ちーのとこは?』
ち『うちは・・・にぃにと・・・ふたりで・・・けーき・・・たべる』
い『あんちゃんとふたりきり・・・らぶらぶやなぁ』
ち『ら、らぶらぶ・・・ちがうです・・・しょうがなく・・・いっしょに・・・いるだけ』
は『ちなみちゃん・・・くりすますがあってうらやましいです』
ち『にぃにとより・・・みんなと・・・あそんだほうが・・・たのしい』
い『あ、そうや。ちーちゃんとこで、くりすますぱーてぃなんてどうや?』
ち『え?あ・・・その・・・』
み『ちーも、みこたちとあそびたいだろ?』
ち『そ、そうだけど・・・にぃにに・・・きかないと・・・』
は『ちなみちゃんからおねがいしたら、だいじょうぶですよね?』
い『ちーちゃんのほうが、あんちゃんよりえらいんやもんね?』
ち『そ、そんなの・・・あたりまえ・・・じゃぁ・・・いっておくです』
み・い・は『(けいかくどおり)』

−少し前−
み『もうすこしで、くりすますだな』
は『たのしみですね』
い『あ、しっとるか?おとなは、こいびとくりすますするらしいで』
み『みこたちには、かんけいないな』
い『ちーちゃん、どんなくりすますするんやろ?』
み『!!にぃさまと・・・ふたり?』
は『うらやましい・・・』
い『はるかちゃん、いまなんて?』
は『ふぇ!?う、うらやましくなんかないですよ?』
み『まったくだ。よりによって、あのにぃさまとなんて・・・』
い『うちは、けーきごちそうになろおもってんねん』
み『けーき?』
い『あんちゃん、おかしつくんのだけはうまいからな』
は『たしか、このまえたべたすいーとぽてと、おいしかったですね』
み『けーきとかいって・・・いずみはにぃさまねらいか』
い『ちゃ、ちゃうよ!あんな、どーしょーもないやつなんか』
み『しょうがない、みこもつきあってやるか』
は『みことちゃんも、おにいちゃんめあてですね』
み『ち、ちがう!だんじて、それはちがうからな?』
い『みんな、かんがえてることおなじやし・・・』
は『ここはひとつ・・・』
み『にぃさま・・・じゃなくて、けーきをたべにいくぞ!』
は『で、でも、いきなりでだいじょうぶでしょうか?』
み『うむ・・・たしかに』
い『うちにいいかんがえ、あるんよ・・・ゴニョゴニョ』
み『・・・・・・なるほど』
は『ちなみちゃんなら、そう言いそうですね。いずみちゃん、すごいです』
い『じゃ、さっそくじっこうや』

タ「ちなみ、迎えに来たぞ〜」
ち『にぃに・・・あのね・・・』
タ「珍しく『おそいです』とか言わないな」
ち『む〜・・・そんなの・・・いうまでもないです・・・のろま・・・いもむし』
タ「倍返しかよ・・・。で、何?」
ち『みんなが・・・うちで・・・くりすますぱーてぃ・・・したいって』
タ「え?みんなって、いつもの3人?」
ち『みんな・・・くりすます・・・ないって・・・かわいそう・・・だから』
タ「ちなみがそうしたいて思うなら、お兄ちゃんは良いぞ?」
ち『じゃぁ・・・・・・うん・・・やりたい・・・です』
タ「ちなみは優しいな」
なでなで
ち『こ、こにょくらい・・・ふつう・・・にぃにが・・・だめなだけ(///』
タ「でも、せっかくちなみと二人でイチャイチャラブラブできると思ったのにな」
ち『い、いちゃいちゃ・・・らぶらぶ・・・ふぇぇ(///』
タ「顔赤いけど、どうした?」
ち『に、にぃにと・・・そんなの・・・いやすぎ・・・だもん』
タ「怒るなって。冗談だ」
ち『じょ、じょうだん・・・って・・・にぃに・・・だいっきら・・・ふ〜んだ・・・』
タ「あー、悪かったよ。冗談ってのは冗談だから」
ち『じゃぁ・・・ちなと・・・いちゃいちゃ・・・?』
タ「あー、したい、すっごくしたい。でも残念だなぁ〜」
ち『ま、まぁ・・・みんなが・・・かえったら・・・ごほうびで・・・かんがえてあげなくも・・・ない』
タ「あはは、期待してるよ」
ち『それより・・・みんなくるから・・・けーきとか・・・おりょうり・・・』
タ「おう、任しとけ!本気の本気で作るよ」
ち『・・・げーむで・・・まけつづけた・・・ときも・・・おなじこと・・・いうよね?』
タ「う・・・」
ち『しんぱいです・・・はぁ・・・』
タ「だ、大丈夫だから!」


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