その2

−クリスマスイブ当日−

ち『おようふく・・・これで・・・いいかな?』
タ「良いね。可愛いよ」
ち『そ、そんなの・・・とうぜん・・・あたりまえ・・・だもん(///』
タ「そうだな。ちなみは何を着ても似合うからな」
ち『ふふん・・・ちな・・・すごい・・・えっへん』
タ「さて、料理を作る―」
ぎゅ・・・
タ「わっ・・・どうした?」
ち『なんでもない・・・いいから・・・このままに・・・させるです(///』
タ「みんなが来たらできないもんな?」
ち『・・・べつに』
タ「ちなみ」
なでなで
ち『な、なでなで・・・くしゅぐったよぉ・・・(///』
タ「今日は楽しくやろうね?」
ち『もちろん・・・なのです』
ピーンポーン
タ「来たみたいだね」
ち『いまいくでーす・・・まっててなのー・・・』
タ「じゃ、お出迎えしよっか?」
ち『はい・・・なのです』
ガチャ
ち『いらっしゃい・・・です』
み『ちー、こんにちは』
い『こんちゃ〜』
は『こんにちはです』
タ「いらっしゃい、良く来たね」
み『ふ、ふん、にぃさまににはようなない!』
い『せやせや、おとなしゅーりょうりつくってればええんや』
は『まったくです』
タ「出迎えもダメですかorz」
ち『にぃには・・・ほっといて・・・げーむして・・・あそぶです』
み『よぉ〜し、いっぱいあそぶぞ』
い『ほれほれ、あんちゃんはじゃまや』
は『ちかよらないでください』
タ「いーんだ・・・いーんだ・・・orz」

ち『む・・・また・・・まけた・・・です』
み『ふかく・・・』
い『またまた、うちのかちやな。・・・あれ?はるかちゃんは?』
ち『そういえば・・・さっきから・・・』
み『まさか・・・』
い『い、いってみよ』
ち『・・・?』

タ「次、その大きなお皿だして」
は『はーい、これですね?』
タ「あ、そう、それそれ。いやぁ、遥ちゃんが手伝ってくれて助かるよ」
は『べ、べつに・・・ただでごちそうになるわけにはいきませんので・・・それだけですよ?』
タ「いやいや、偉いよ。うちのちなみは、食べるだけでちーっとも手伝わないからな」
は『そうなんですか?じゃ、もっとおてつだいしちゃいます』
タ「ありがとうね?」
なでなで
は『はぅぅ・・・(///』
み『はるか!』
い『ぬけがけはなしっていうたやないの!』
は『ち、ちがいます!ぬけがけなんて・・・そんな』
タ「どした?」
み『え?あ、はるかがきゅうにいなくなったから。さがしにきたんだ』
い『まさか、あんちゃんとふたりきりとはな・・・』
は『ご、ごちそうになるから、ちょっとおてつだいしようとおもっただけです』
タ「そうだよ?」
ち『はるかちゃん・・・にぃになんか・・・おてつだい・・・いらないです・・・』
は『で、でも・・・』
タ「遥ちゃん、お手伝いありがとう。みんなと遊んどいで?」
は『ふ、ふ〜んだ、いわれなくても、もうやめるつもりでしたから』
タ「もう少し時間かかるから、みんなもうちょっと待ってて」
み『おそいぞ!おなかすいた』
い『うえじにさすつもりか』
ち『にぃには・・・やっぱり・・・のろまの・・・かめさん・・・です』
タ「わーかったから、急ぐから待っててってば」

い『ふぅ〜、すっきりや。ちーとじゅーすのみすぎたかな?』
タ「あ、良いところに」
い『ふぇ?うち?』
タ「うん」
い『(う、うちからいったわけやなくて、あんちゃんにひきとめられた。そうや、ぬけがけやない)』
タ「泉ちゃん?」
い『な、なんや?うち、いそがしいねんけど?』
タ「味見して欲しいんだけど、良いかな?」
い『えぇよ、そんくらい』
タ「はい、これ」
い『・・・』
タ「どうしたの?」
い『あー、うちげーむしすぎて、うでいたいなぁ』
タ「・・・何か、どっかで聞いたことあるな、そのセリフ」
い『いま、おはしもてへんなぁ』
タ「はいはい。皆まで言うな・・・あーんしてあげれば良いんでしょ?」
い『しゃーないなぁ、させたげるわぁ(///』
タ「はい、あーん」
い『あーん・・・もぐもぐ・・・(しあわせやぁ///』
タ「どう?」
い『ん?ま、まぁまぁやね。あんちゃんにしては、じょうできやない?』
タ「お、よかった」
い『せやけど、せけんからすれば、すーーーっごくれべるひくいで?』
タ「しょ、精進します」
い『あ、そっちもあじみたる』
タ「うん?じゃ、あー・・・」
ち『にぃに・・・なにしてるですか!』
み『いずみ、ずるいぞ!』
は『あーんしてもらうなんて、ひどいですっ』
い『う、うちがたのんだわけやないよ?あんちゃんが、ぜひっていうから』
タ「え?いや、あーんは・・・」
い『いうたやろ?(ギロッ』
タ「は、はい・・・言いました」
み『と、とにかく!にぃさまとふたりきりはだめだ』
タ「何で?」
み『そ、それは・・・に、にぃさまとふたりきりだと、なにされるかわからないからだ』
ち『にぃには・・・はんざいしゃ・・・あぶない・・・あぶない・・・』
タ「酷いな・・・」
は『これからは、おといれいくときは、みんなでいっしょですからね?』
い『ええよ。うちかて、あんちゃんとふたりなんて、いややしね』
タ「俺、何か悪い事したのか?orz」
み『むっす〜』
ち『みことちゃん・・・どうしたの?』
み『べつに!』
い『なんや、えらいきげんわるそやな』
み『そんなことはない』
は『でも・・・』
み『うるさいうるさい!みこだって、みこだって・・・ぐすっ・・・おてつだいしたい!』
ち『え・・・?』
み『はるかもいずみもずるいぞ!みこだって・・・にぃさまのやくにたちたいのに』
い『いや、なくことあらへんやん?』
み『な、ないてなんか・・・ぐすっ・・・ない・・・』
は『あ、あの・・・いずみちゃん、ちなみちゃん』
ち『しょーがない・・・』
い『ま、まぁ・・・うちらは・・・なぁ?』
み『ぐすっ・・・ぐすっ・・・』
ち『み、みことちゃん・・・にぃにのとこ・・・いっていいよ?』
み『だれがいくか!』
は『おてつだいしたら、よろこばれますよ?』
み『あんなののてつだい、だれがするか!』
い『や、でも・・・なぁ?』
み『かえる!』
バタン
ち『みことちゃん・・・』
い『こまったなぁ』
は『どうしましょうか?』

み『みんな・・・にぃさまと・・・ふん・・・』
タ「あれ?尊ちゃん、どこいくの?」
み『うるさい!にぃさまのせいで、きぶんがわるい』
タ「え?俺??」
み『そうだ』
タ「や・・・ゴメンな?」
み『あやまられたって、うれしくもなんともない』
タ「あ、あのさ・・・良かったら、訳を話してくれないかな?」
み『べ、べつに・・・ただ・・・』
タ「尊ちゃん、そこ座って?」
み『・・・』
タ「今日はクリスマスだ。みんな、笑顔で居る日なんだからさ・・・ね?」
み『・・・ぐすっ・・・ひっく・・・み、みこも・・・』
タ「うん?」
み『みこも、にぃさまのおてつだい・・・したい・・・ふぇぇぇぇん』
タ「あぁ、もう・・・よしよし」
なでなで
み『はるかも・・・ぐすっ・・・いずみも・・・ずるい・・・』
タ「じゃ、尊ちゃんにもお手伝い頼んじゃおうかな?」
み『え?』
タ「ちょっとね、缶詰開けて欲しいんだよ。でも危ないかなぁ・・・?」
み『そ、そのくらい、おやすいごようだ。どれだ?』
タ「これなんだけど」
み『ふん、こんなのかんたん・・・えい』
ぱきっ
タ「おぉ〜、すごいね」
み『ふふん』
タ「じゃ、これはどうかな?」
み『・・・?にぃさま、ふたがないぞ?』
タ「これはね、缶切がないとあかないタイプなんだ」
み『かんきり?』
タ「これこれ」
み『どうやって、つかうんだ?』
タ「じゃ、やってみる?」
み『え・・・?あ、ちょっと・・・(///』
タ「手はこういう感じでね?」
み『(に、にぃさまが・・・みこのてをにぎって・・・///)』
タ「こういう風に動かすんだよ」
み『(にぃさま・・・て・・・あったかい////)』
タ「尊ちゃん?」
み『わぁぁぁ、きいてたぞ、もちろん』
タ「じゃぁ、続きやってもらえるかな?」
み『まかしておけ。にぃさまよりうまくやるからな』
タ「あはは、そりゃ頼もしいな」
ち『・・・なんか・・・きげん・・・なおった・・・みたい』
は『ですね。よかったです』
い『でも、ちーっとふたりきのじかん、ながくない?』
ち『む・・・たしかに・・・とつげき・・・なのです』
は『ふこうへいは、よくないですからね』
い『みーこーとーちゃーん、かえるんやなかったの?』
み『か、かえろうとおもったら、にぃさまが・・・み、みこのせいじゃないからな?』
タ「あれ?みんな、どうしたの?」
い『あー、みことちゃんがな、かえr』
み『わーわーわー、ちがう!ちょっと、そとのくうきを』
は『そうでしたっけ?』
み『も、もちろんそういったぞ?』
ち『なんか・・・ないてた・・・ような・・・』
み『な、なくはずなんかないぞ!みこはつよいんだからな?』
タ「・・・あ、そうだ。ちょっとみんなに手伝ってもらおうかな?」
ち『ふぇ・・・?みんなに・・・?』


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